小夫 天 神 社
(おおぶ てんじんじゃ)


奈良県桜井市小夫3147
御祭神 《主》天照皇大神、天児屋根命、菅原道真、
《配》大来皇女命、品陀別命
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当社の創建された年代は詳かでないが神道五部書に曰く、
第十代崇神天皇の御代に、神戸大神宮、また天神宮と唱ふるとあり、
神戸は上之郷また小夫郷と、日本地理資料に古は笠縫邑と云へりとあって、
いわゆる元伊勢の伝承地であります。そして、第四十代天武天皇の御代、
大來皇女の泊瀬斎宮、旧跡伝承地でもあります。
社伝に、第百六代正親町天皇の御代、古語拾遺に、
天正5年9月2日(1577)斎宮太夫小笠兵庫と署名せる、
天照大神御幸神楽歌があり、また、第九十六代後醍醐天皇の御代、
本殿中門の脇に、嘉暦2年(1327)に献納されし石燈籠があります。
第二十三代顕宗天皇の御代(485)顕宗紀に曰く、
「殖槻也、田中乃杜也」とあり、槻の神木があることから、
由來の久しいことを知るのであります。神宮寺創立年代は詳かでないが、
神社附属として境内に神宮寺を建て、社僧を置き、
真言宗長谷寺より輪番によって常勤し、明治3年まで守護ありし社で、
同年社僧を廃せられ明治8年より神宮寺の寺号を廃せられる。
明治39年4月28日、勅令第96号により、
神饌幣帛料供進指定神社に列せられる。
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天神社 笛 吹 奥 宮
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